50万人の命の重さ

 

 六ヶ所村ラプソディー予告編 Rokkasho Rhapsody

 

 プルサーマルの問題点

プルサーマルの必要性について、中国電力は「ウラン・プルトニウム混合酸化物燃料使用計画書」で「原子力発電所の運転中に生成したプルトニウムをウラン・プルトニウム混合酸化物燃料(以下「MOX燃料」という。)としてリサイクルする。いわゆるプルサーマルは、ウラン資源の有効利用を図り、将来にわたるエネルギーの安定供給の観点から有用です。」としています。劣化ウランとはウラン燃料を作る過程でウランを濃縮するとでてくる廃棄物の燃えないウラン238のことですが、プルサーマルに使われるMOX燃料はこの劣化ウランとプルトニウムの混合物です。リサイクルといっても使われるのはプルトニウムのみで、使用済み核燃料のわずか1%にすぎません。MOX燃料の加工・輸送・貯蔵・使用済みMOX燃料の処理処分に要するエネルギー投入量を差し引くとマイナスになる」といわれています。

 1番の危険性は、プルトニウムが「吸い込むと1gで約50万人を肺ガンにできる」猛毒物質であることと、核兵器の材料であることです。プルサーマルが実施されると猛毒の核兵器材料が国中で大量消費・大量移送されることになります。十分な安全対策が可能でしょうか。

出典:プルサーマル


1円の重さは1gです。この1円と同じ重さのわずか1gで約50万人を肺がんにしてしまうプルトニウム。六ヶ所村ラプソディーにもあるように、多くの地元の人は他人事のようです。日本の原発のある地域に住んでいる人々約50万人の命は約1gであり、その価値も1円ということでしょうか。他人事として日々の労働に汗を流し、娯楽に身を委ねるのであれば、納得できない話でもありません。

50万人の人々が放射能を浴びてガン等病気になった場合、医療機関はそれを支えられるのでしょうか。医療従事者が不足している現状でどこまで受けいれられるのか、大きな疑問です。

民間保険会社もどこまでフォローしてくれるのでしょう。多くの人が保険を適用すれば、採算が合わなくなって保険会社も倒産してしまいます。「想定外の出来事」として契約を灰にしてしまうかもしれません。

テレビを消して、ゲームを中断し、何が自分や家族の身を守ることができるのか、もう一度考える時期にきているのです。

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